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ももクロ有安杏果卒業で振り返る「アイドル引退その後」9人の悲喜こもごも…

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アイドルグループ・ももいろクローバーZの有安杏果がグループからの卒業を発表し、 1月21日に行われたライブで活動に終止符を打ちました。

有安自身はブログで「普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなった」と語っており、卒業後は一般人として生きていくつもりの模様。芸能界各所から数多くの惜しむ声が挙がっています。

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これまでにも、数限りないほどの女性アイドルたちが、グループを卒業しては新たな道に進んでいきました。今回は、そんな彼女たちの引退後にフィーチャーし、現在どのような状況にあるのか紹介したいと思います。

◆早見あかり(2011年 ももいろクローバー脱退)女優の道で活躍

有安杏果より7年早く同グループから脱退したのが、現在は女優として活動している早見あかり。脱退の理由については「自分はアイドルに向いてない。女優の道に進みたい」と語っていました。

 

その言葉通りに女優としてスキルを上げ続け、今やドラマに映画にCMにと大活躍をしています。

グループとしてはブレイク寸前の上り調子だった時期での突然の脱退でしたが、メンバーとの仲は今でも良好。脱退翌年にももクロがNHK紅白歌合戦に出場した際には、早見あかりの名前が入ったままの旧バージョン「行くぜっ!怪盗少女」を歌ったことからも関係性が伺えますね。

◆葵わかな(2014年7月 乙女新党卒業)朝ドラ「わろてんか」ヒロインに!

現在放送中のNHKの朝ドラ「わろてんか」でヒロインを務める葵わかな。実はアイドルグループ「乙女新党」の結成メンバーとして、2012年12月から2014年7月まで活動していました。

卒業時には「(乙女新党としての経験の中で)お芝居を中心に活動していきたいという思いが以前より強くなってきていました。この思いを実現するために乙女新党を卒業するという形になります」とコメントとした彼女。その言葉通り、オーディションで2,378人の候補者の中から選出され、朝ドラヒロインとして輝いています。

◆松浦亜弥(2009年3月 ハロー!プロジェクト卒業)活動再開が待たれるも、現在は子育て優先

2000年代、一世を風靡した“あやや”こと松浦亜弥。2009年に彼女をはじめ、安倍なつみ、中澤裕子ら年長者から成るエルダークラブの25名がハロー!プロジェクトから同時卒業するタイミングで、あややも卒業となりました。

その後、13年8月にw-inds.の橘慶太と結婚し、14年12月に長女に恵まれています。

2013年12月31日の年越しイベントを最後に、活動休止状態が続いているあやや。昨年9月にアップフロントエージェンシーを円満退社し夫の個人事務所へ移籍したのが、久しぶりのニュースとなりました。

活動再開を求めるファンの声もいまだ強いあややですが、『女性自身』(2017年12月12号)が直撃したところ、

「この子が来年から幼稚園なので、バタバタしてるんです。家ではノリで旦那さんと歌ったりしてますけど(笑)」「娘のことを優先したいので。復帰をどうしようとか考えてないんです」と答えたとのこと。

今は長女の子育てに夢中のようですね。

◆福田明日香(1999年4月 モーニング娘。卒業)シングルマザーになって活動復帰

モーニング娘。結成メンバーの福田明日香は、1998年1月のデビューから1年と少し、1999年4月に学業優先のため卒業し、同時に芸能界も引退しました。

昨年、18年ぶりにテレビ番組に出演し話題に。

彼女は2015年4月に結婚し、長女を出産するも16年7月に離婚しています。現在は、ひとり親家庭を支えるためパートとして働き、食費は月1万円におさえ、2Kのアパートに2歳の娘と暮らしていると話しています。と同時にボーカルグループ「PEACE$TONE」としても活動し、3月にはソロミニアルバムもリリース予定と意欲旺盛のようです。

離婚理由のひとつに、福田の芸能活動への夫の反対があったとのこと。ですが、往年のファンにとっては活動再開は嬉しいニュースですね。

◆橋本奈々未(2017年2月 乃木坂46卒業)勉学に励んでいる?

2011年に乃木坂46の1期生としてアイドル活動をスタートさせた橋本奈々未は、2016年10月にラジオ番組で2017年2月に乃木坂46を卒業し、芸能界から引退することを明らかにしました。その理由は、なんと家庭の経済状況の変化。

もともと彼女の家は決して裕福とは言えず、弟の学費を稼ぐためにアイドル活動をしていたというのです。しかし母親から「無理しないで好きなことをして」と言われたことで、引退を決意。

現在、どのように彼女が暮らしているかは不明ですが、卒業前に「英語をしゃべれるようになりたい」「秘書検定をとりたい」と語っていたことから、勉学に励んでいる可能性が高そうです。

◆前田敦子(2012年 AKB48卒業)映画女優として個性を発揮

AKB48の絶対的エースとして、結成当時から中心メンバーだった前田敦子は、2012年に卒業。

 

もともと彼女は、デビュー前に秋元康に将来のヴィジョンを聞かれた際すでに「演技がしたい」と答えており、卒業後は主に映画女優として活躍の場を広げています。

メジャーな作品にこだわることなく、ミニシアター系作品でも主役を演じるなど個性ある女優としてのスタンスを築きはじめており、本来の持ち味である「マイペース」な「変わり者」としての魅力をいかんなく発揮しているように思います。

 

 

◆嗣永桃子(2017年6月 ハロー!プロジェクト卒業)幼児教育の道へ

2004年にBerryz工房結成メンバーとなり、ハロプロ内ユニット・Buono!のリーダー、カントリーガールズのプレイングマネージャーとしての活動など、2017年までアイドル街道を駆け抜けた嗣永桃子。

「かわいすぎて、許してにゃん♪」のキメ台詞とももち結びと呼ばれるツインテールを武器に、その言動やスキャンダルなしの品行方正さなどからアイドルとしてパーフェクトな存在と称えられていました。

が、2012年に自身のブログで大学に通い教育実習に出ていたと発表したあたりから、彼女の進む道がアイドルだけではないことが発覚。2017年6月に幼児教育の道へ進むことを理由に芸能界を引退しています。

近い進路では、2016年5月にモーニング娘。’16を卒業した鈴木香音も「福祉の勉強をしたい」として、芸能活動に終止符を打ちましたね。

自身の目標のためにきっぱりと芸能界を去った嗣永桃子ですが、彼女の作り上げたアイドル像はこれからも生き続けていくことでしょう。

◆辻希美(2004年 モーニング娘。卒業)ブログ炎上常連のママタレントに

2004年にモーニング娘。を卒業した辻希美。その後もハロー!プロジェクトに所属し、アイドル活動を続けていましたが、2007年にギャル曽根、時東ぁみとともに新ユニット「ギャルル」を結成した直後、俳優の杉浦太陽との間に第一子を妊娠していたことが発覚。

これによりほぼ強制的にアイドル活動を休止することになりました。その後はベビー服ブランドを立ち上げたり、ブロガーとして人気を博すなど、ママタレントとして活躍しています。

しかし度重なるブログ炎上で、ママタレというよりは”炎上タレント”のイメージが深く根付いてしまったような……。

 

 

 

 

◆加護亜依(2004年 モーニング娘。脱退)スキャンダルだらけの波乱万丈の人生

加護亜依は2004年に辻希美とともにモーニング娘。を卒業。その翌年、写真週刊誌に未成年での喫煙写真が掲載され、謹慎処分となりました。

かし2007年頃には本人の強い希望やファンからの復帰の要望もあり「20歳の誕生日あたりに復活か?!」と囁かれていた矢先、男性との温泉一泊旅行と再度の喫煙報道が…。これにより事務所の契約も解除され、事実上の活動停止となりました。

その後、公式ファンクラブやブログなどを立ち上げて再びアイドル活動をスタートするも、2009年には不倫報道、2011年には交際相手の男性が逮捕されるなど、もはやスキャンダルでしか名前を見ないような存在に。

2011年に結婚・出産の発表がありましたが、2015年にはその相手とは離婚。2016年には別の男性と再婚を発表し去年は第2子を出産しています。改めて見ると、ここまで波乱万丈な元アイドルの人生ってなかなかないですよね……。

その他、AKBグループでは、卒業後に「元AKB」の肩書きが通用しなくなり、宮澤佐江や島崎遥香のように収入が激減してしまう現象も見られます。

一方、元HKT48を脱退後に「モテクリエイター」として活動を始め、アイドル時代の100倍の収入を得ている菅本裕子のような例も。

引退後のアイドルのその後の人生は、悲喜こもごものようですね。

<TEXT/もちづき千代子>

 

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